« また起きた‼ 車線分岐部のガードレール衝突・死亡事故 | トップページ | 重量オーバートラックの取り締まり »

2015年3月24日 (火)

アメリカ 「走行距離課金連合会 MBUFA」全国大会のご報告

   2月の記事でご紹介した「走行距離課金連合会 MBUFA*」 の全国大会が、去る2月24日にワシントンDCで開かれました。  *Mileage-Based User Fee Alliance

 大変遅ればせながら、メールで届いた大会の概要をご報告させていただきます。

 Mbufaupdate_3 ガソリン税の存続が危ぶまれ、走行距離課金への転換が迫っている時期だけに、交通政策担当の当局者と関係者が会場一杯に詰めかけていたようです。

  2名の下院議員も出席し、6年以内にその転換の可能性について明言されました。

 オレゴン州選出(共和党)の下院議員 Blumenauer 氏の発言の概要は次のとおりです :ー

  「今や、道路財源 Highway Trust Fund が消滅に向かっている結果として、我が国のインフラはボロボロ になりつつあり、どうしたら道路財源を確保することができるか、その抜本的な改革を行う絶好の機会が与えられているものと考えます。」

   「”走行距離課金”が導入されるまでの措置として、ガソリンとディーゼル油に対する連邦課税を3年以上に亘って、ガロン当り15セント値上げする必要があります。」

   「これが連邦議会がガソリン税の値上げを行う最後の機会であり、長期的な機能を失っているガソリン税の制度が廃止されることを要望します。」

  また、多くの出席者から、従来燃料税として、道路財源を負担して来た乗用車、トラックの燃費効率の劇的な改善が進んだ結果、州・連邦両政府の税収見込みが損なわれてしまっている現状が、代わる代わる発表されました。

  メリーランド州選出(共和党)の下院議員 Delaney 氏の発言の概要は:ー

   「私の州では、”走行距離課金”について州民の理解を得るためには、もう少し時間が必要な状況です。」

    「ガソリンの消費量が減り続けていることは、環境問題にとっては好ましい側面がありますが、交通量が増え、道路建設の必要性が高くなっている時に 、ガソリン税収入が減り続けていることは 道路財源の面では極めて深刻な問題です。」

   その上で、オバマ大統領が2月に発表した、海外で利益を上げている大手企業に課税する法案について説明し、その法案に基づいて、ガソリン税に代わる税制を検討する委員会が設置される見通しであること、その場合には”走行距離課金”方式が支持されることになるだろうと述べています。

   オレゴンが中心になり、西部の11州が協議会が作られ、この案件の検討を始めていて、その一員であるカリフオルニア交通局からも出席があり、発表が行われました。

   カリフオルニア交通局のmanagerである Gutierrez 氏の報告は次の通りです:ー

  * カリフオルニアでは、2007年から”走行距離課金”の検討を始めている。
     燃料の売り上げが減少し、燃料税も減っていたが、走行距離は伸びていた。
  * 昨年8月、この問題の解決を目指すことを定めた法案が議会で成立した。
     しかし、州知事の同意が得られず、活動が開始されていない。
  * 1997年に燃料税の値上げを行ったが、税収の購買力は半減している。

   オレゴン州交通局のこの問題の manager である Whitty 氏の報告は次の通り:ー

  * 前回までの実験では州政府が設備を選定したが、(第3回目)について、州政府は       "technology"の選定は行わない。  
  * 料金は1マイル当り1,5セント。参加者は燃料税を免除する"credit"が渡される。
  * 1台の年間走行距離を35,000マイル、年間支払額を $525 と推定している。
  * 2017年には、特定のグループに義務的な(mandatory)適用を考えている。

 東部の州や、大手のシステム開発会社からの発言、発表が無かったのが残念です。

 

 

 

Mbufaupdate

« また起きた‼ 車線分岐部のガードレール衝突・死亡事故 | トップページ | 重量オーバートラックの取り締まり »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

高速道路」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/600210/61316003

この記事へのトラックバック一覧です: アメリカ 「走行距離課金連合会 MBUFA」全国大会のご報告:

« また起きた‼ 車線分岐部のガードレール衝突・死亡事故 | トップページ | 重量オーバートラックの取り締まり »