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2018年7月26日 (木)

ドイツ 「連邦国道の有料化」 進む

 
  先年来, 2018年7月1日を期して 「連邦国道の有料化」を実施する準備が進められて来ていましたが、7月1日の夕刻、ドイツの Toll Collect 社から "Toll on all federal trunk roads successfully started" という標題のメールが、下掲の写真付きで届きました。
            
Toll_on_all_federal_trunk_roads_s_2
 
 7,5トン以上のトラックが利用する有料道路は、2005年から有料だった12,800kmのアウトバーンと、それに並行して2012年に有料化された2,300kmの連邦国道を併せて、約15,000kmでしたが、今回、約37,000kmの連邦国道が有料化されたことによって、有料道路の総延長は 52,000kmに達しました。
 
 新たに有料化された連邦国道の沿線には、課金の対象になる運送会社が約3万社に上り、これらの会社の多くは、前回のブログで紹介した車載装置(OBU On-Board-Unit )を取り付けるものと期待されています。
 
 このOBUでは、軸数と車両重量区分だけが表示され、従来の機器と違って、通行料金は表示されません。通行料金は、車両基地に戻った後に、走行距離に基づいて計算されてOBU に送信されるシステムだとのことです。
   
   Weight_classes Gross_vehicle_weight
 
 OBUの右側に掲げてある 「トン数区分」によって、通行料金が決められるようです。
 
 既に有料化されていた連邦国道には、アウトバーンと同じ「課金ガントリー(門型)」が設置されていました。 その区間が4車線の連邦国道だったことを物語っています。
 
  Enforcement_pillar_6 新しく有料区間に編入された連邦国道に設置されたのが、左の写真の「課金ピラー(柱)」です。
 
 鮮やかなグリーンとブルーの組み合わせがとても綺麗ですが、4っの窓の機能・役割がよく分かりません。
 
 高さは4mで、600台の「課金ピラー」が約60km毎に設置されている計算で、国道の方向別に、場所をずらして交互に設置されている様子です。
 
 4ッの窓が、前方から走ってくる車の情報を収集・交換し、同時に、通り過ぎた車と情報の収集・交換も行われているものと考えられます。
 
 過日送られてきたメールに、「・・通過する車両が通行料金の対象か否か、通行料金が適正に支払われたか否かを”課金ピラー”がチェックする」と書かれています。
 
 (この点について、Toll Collect 社に問い合せて見たいと考えています。)
 
Smapho_2
 前回のブログに、隣国から入国して、トラックターミナルなどの通行券売り場で切符を購入する写真が出ています。
 
 正しい通行券を購入しておけば、トラックに通信機能を持った機器を着けていなくても、まれに陸運局の機動隊(略称・BAG)の点検を受ける場合があるだけです。
 
 このシステムに類似した方法として、通行券発行の機能を持ったスマートホンが出回り始めているようです。
 
 定期的に、頻繁にドイツの有料道路を走っているトラックを除けば、少々、面倒でもスマホの利用は、手軽で便利な通行料金の支払い方法だ、とお見受けします。          

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